スタバ 「ストローなし」のリサイクル可能な蓋の導入を発表

 シアトルの本社を置く巨大コーヒーチェーン スターバックスは、アメリカとカナダの両方で、冷たい飲料用の「ストローなし」の蓋を導入することを発表しました。 

 同社は、全米の一部店舗で新しい蓋のテストをすでに行っており、全国展開をする上で十分な成功を収めたと述べています。 

 この動きは、今年1月に発表した使い捨ての包装や、プラスチック製ストローの廃止を目指すというブランドとしての「約束」を果たすための同チェーンの取り組みにおける重要な一歩です。

(元記事:STARBUCKS INTRODUCES ITS STRAWLESS LIDS IN THE U.S.


スターバックスで新たに導入される「ストローなし」の蓋(写真は元記事より引用)


 スターバックスが新たに設計・開発し、製造する蓋は、アイスコーヒー、アイスティー、エスプレッソなど、すべての冷たい飲料に標準的に使用されます。この蓋は、同社の飲料に一般的に使用されている平らな蓋とストローに比べてプラスチックの使用量が9%少なく、ポリプロピレン製で、多くの市場でリサイクルが可能です。  


 大手外食チェーンは最近、廃棄物の量を減らすために様々なパッケージの開発に注力しており、特に飲料に力を入れています。例えば、マクドナルドはイギリスで再利用可能なカップのテストを開始しました。 

 スターバックスでは、同社の飲料の種類に合わせて様々な蓋のデザインを開発。ニトロシリーズ用の蓋は、少し広めのティアドロップ型の開口部を持っているなど、工夫がされています。


 しかし、現段階で完全にストローが廃止されるわけではなく、顧客がリクエストすれば利用は可能なままです。ただ、同社は世界中でプラスチック製のストローを段階的に廃止する予定で、韓国のスターバックスでは、プラスチック製のストローを、紙製のストローとストローレスの蓋に置き換えています。


 スターバックスのストローレスの未来に向けた動きが始まりました。


ー YAGI USA コメント ー

 約2年前からテストを開始していた「ストローなし」の蓋ですが、ついに本格導入が始まります。日本では、ブランドカラーの緑色のストローから、紙のストローに切り替わったのは今年1月の出来事ですが、今回の新しいタイプの蓋もじきに導入されるでしょう。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、衛生安全面の観点から、使い捨ての容器や食器の重要性が再び増しました。しかし、コロナ以前から求められてきた、企業のサステナビリティへの取り組みの重要性が今後下がることまずないので、引き続き各社が工夫を凝らし、取り組みを継続していくことは間違いないです。

 パンデミックで外出が制限され、思うように買い物ができなくなったため、消費者の中には「ひとつのものを大切に使う」というサステナビリティに通じるマインドが、知らず識らず醸成されていっていると思います。

 消費者マインドが変わっていったウィズコロナ、アフターコロナの世界では、サステナビリティを無視した企業は評価されなくなり、淘汰されていくと予想されます。これからメインの消費層となっていく「Z世代」と言われる層が、自然とSDGsという言葉に触れ、サステナビリティについての意識が高いことからも、重要度は想像以上に高いと思います。

 紙ストローの件もそうですが、スターバックスのような業界を超えたリーダー的企業が動くことで、一気に他の企業も動く可能性が高いです。巨大企業のサステナビリティに対する姿勢は、今後の世間の潮流を作っていくと思いますので、今後も注目し動向をお伝えできればと思います。

【YAGI USA ビジネスコラム ライター(東京): 神戸 孝平】

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